他社ではできないモノをつくる！
文系の方でも歓迎！　経験や能力よりも、あなたの実直さを評価します。

　　カモメ編集部です。今回は以前にもご紹介したGENICさん（前回の記事はこちら）が再び登場です。同社は、日本人創業者がここ上海で立ち上げた会社であり、装置・機器メーカー向けの加工品に特化するグローバル調達商社。商社機能ももちながら、「多品種少ロット品のニーズが強くなっている世の中で、市場にないものは自らつくっていきたい」という想いから工場を設立。「他社ではできないものづくり」をするメーカーとしての一面もあるユニークな会社です。

そんなGENICでは、ただ今、上海にある生産拠点で勤務していただけるスタッフを募集しています。そこでカモメ編集部は、皆さんの勤務先となる工場へお邪魔し、その様子を取材させてもらいました。

“ありえない”工場が、ここにあった。

　　上海市の中心部から南西に車でおよそ30分。市内有数の工業地帯・松江工業区にGENICの工場はあります。この工場では、半導体や液晶を製造する装置に使用されるプラスチック部品（切削加工部品、溶接部品、および組立部品）の生産を行っています。同社の樹脂溶接技術はアジアで一二を争うレベルにあり、その製品は半導体・液晶及び医療設備など精密機械・機器を生産する日系を中心とした装置・機器メーカーに納入されています。

半導体・液晶製造装置及び医療機器など精密機械・機器の部品生産に特化している（＝量産品の工場ではない）ので、生産ラインがズラリと並んでいるという現場ではありません。機械ではできない、特殊な加工を専門に手がけているため、樹脂加工スペース、溶接スペース、組み立てスペースで、それぞれ生産技術の方たちが集中して作業に取り組んでいるといった環境です。

生産現場を見学させてもらって非常に驚いたのは、スタッフの方々が、口々に笑顔で「こんにちは」と挨拶をしてくださったこと。日本ではそれほど珍しいことではないかもしれませんが、ここ中国でこのような心遣いができる工場は、目を皿のようにして探してもなかなか見つかりません。

広さにして4100平方メートルですから、それほど規模が大きいわけではありませんが、「整理」「整頓」「清掃」「清潔」「しつけ」の5Sが徹底されており、これまでGENICがいかに『強い現場』づくりに力を入れてきたのかがうかがい知れます。

そもそも非エンジニアが立ち上げた工場です。
未経験から会社の柱に育った人材も多数！

GENICでは、今後、さらに強い現場、そしてさらに高い品質の製品を作りあげていくために、現在、新たにスタッフを募集しています。もちろん製造業での現場経験がある方は有利なのですが、同社では採用にあたって、必ずしも経験を重視しているわけではありません。

同社には、他社ではなかなかできない難しい注文が顧客から寄せられます。そのため、顧客の難しい要求に対して、「できない」と諦めるのではなく、「どうすればできるのか」「何があればできるのか」と自分自身で考えられるような人材が必要。そういった人材を、これから3～5年程度のスパンで育てていく方針です。ですから経験やスキルより、どちらかといえばその方のポテンシャル（具体的には、その方の現場志向の強さや固定観念を超えられる発想の広がり）に比重をおいて採用を進めています。

実際、未経験入社から今では会社の柱に育った人材も多いというGENIC。同社の山本佳則社長によると、もっとも大事なのは、その方が実直に、時には愚直に『顧客の満足』を追いかけられるかどうかという点なのだそうです。「多品種少ロット生産」で大事なことは、顧客ととことんコミュニケーションできる力。技術力も大事ですが、顧客と一緒になってモノづくりをできる人を求めているので、出身が文系か理系かにかかわらず、コミュニケーション力が重要になります。

そんな顧客視点をお持ちの皆さんであれば、きっとGENICで長く活躍することができます！　皆さんからのたくさんのご応募をお待ちしています！

■　先輩社員の声

「任せることで人を成長させる会社です」 製造部生産管理課 課長　遠藤健児さん 大学卒業後、03年にGENICに入社。05年よりグループ工場に勤務。加工・溶接担当、品質管理、営業をへて、2012年08月より現職。

GENICは、社員にとってどんな会社ですか？
「いろいろ経験させてくれる会社ですね。『経験がなくてもいいから、とにかくやってみろ』と背中を押してくれます。ちなみに私は文系出身ですが、技術畑でのキャリアの方が長いです。

昔は所帯が小さい会社でしたから、そうせざるをえないという事情もありましたが、ある程度規模が大きくなった今でも、経験の有無にかかわらず、どんどん仕事を任せ、任せることで人を成長させるという社風は変わっていません。ですから、新しいことにチャレンジして楽しみたいという方には、ピッタリの会社かもしれませんね」

「解決方法を何とかして見つける『現場力』が自慢です」 製造部生産課 課長　銭曙光さん 某欧米系メーカーで2年、日系大手機械メーカーで5年、それぞれ生産技術として活躍後、09年にGENICに入社。組立担当、溶接担当などをへて、2012年04月より現職。

仕事に充実感を感じるのはどんな時ですか？
「やはり皆が苦労して、苦労の後に何かが成功した時には充実感がありますね。具体的には、製品の新規開発を実現した時だったり、対応できないと思っていた製品生産が工程を変えることで生産効率のアップにつながり、生産できるようになった時などです。

決して『できない』といわずに、皆が知恵を出しあって、解決方法を何とかして見つけていくというGENICの現場力は、私がこれまで経験してきた会社にもひけをとらないレベルだと思います」

「『いいモノを作りたい』という意識が全員にあります」 製造部品質管理課 課長　千麗花さん 学校卒業後、日本で3年間、機能家具メーカーにエンジニアとして勤務。結婚、出産を機に中国へ帰国し、2005年にGENICに入社。溶接技術をへて、2014年10月より現職。

GENICにはどんな人たちが多いですか？
「これは品質管理スタッフだけではなく、全社員が常に心がけていることですが、顧客が安心して使える高い品質のものを、できるだけコストダウンした形で作りたいといつも思っています。

この工場にはさまざまな経験をしたさまざまな人たちが集まっていますが、いいモノを作りたいという意識は全員に共通しています。もしかしたら、それがGENICのチームワークの良さを生んでいるのかもしれません」

「やる気にあふれた若い社員が多いです!」 製造部工程技術課 課長代理　孫憲進さん 学校卒業後、日本で3年間、派遣技術者として活躍。主に機械メーカーで生産技術としてキャリアを積み、中国に帰国。2013年にGENICに入社。

以前の職場とGENICに違いを感じることはありますか？
「実績に対する評価のスピードが速いというところが一番の違いだと思います。GENICでは、自分の能力を十分に発揮すれば、それがすぐに対価となって表れます。年齢も入社してからの年数もあまり関係ありません。反対に、行き過ぎた実力主義で社内が殺伐としているということもないですから、バランスがとれていて居心地の良さを感じています。

実力を重視した評価体制のせいもあると思いますが、この会社にはやる気にあふれた若い社員が多いですね」

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