クラウドサービスを中国で広める中核メンバーとし活躍し、
インターネットの未来を創りたい方ぜひご応募ください！

「クラウドコンピューティング」は、ITにかかるコストを下げる手段として、またITシステム構築のスピードを高め、ビジネスを加速させる手段として、日本のビジネスシーンに必要不可欠なＩＴソリューションとなっています。この『クラウド』において、日本でトップ、世界第２位を誇る企業が今回ご紹介するIIJ（インターネットイニシアティブ）です。

IIJはインターネット黎明期において日本初の商用プロバイダーを成功させ、ISPの草分けといえる存在です。同社は持ち前の技術力を生かしネットワークを通じてITリソースをオンデマンドで提供するサービスを他社に先駆け2000 年から提供。そのサービスを発展させ、新しいクラウドサービス｢IIJ GIO｣として提供し、現在は日本のクラウド市場において、同社のシェアはトップとなっています。中国のクラウド市場のポテンシャルを感じ、2012年中国に進出。事業を急ピッチで進めています。同社の「IIJ　GIO」サービスのグローバル展開のプロジェクトマネージャーである小川シニアマネージャーと、中国事業の責任者である山口副総経理にIIJの中国でのビジネス、展望などをお伺いしました。

売上・シェアにおいてIIJはクラウドビジネスの第一人者として、日本のクラウド市場を牽引してまいりました。この日本で成功したクラウドサービスを引っさげ、アメリカ、中国、ヨーロッパ、東南アジアなど世界各国で事業化を進めております。一足先にスタートしたアメリカでは、ソーシャルゲーム企業においてクラウドの導入が進んだこともあり、すでに当初計画の３倍の売上を記録しており、グローバル市場のポテンシャルの大きさを感じています。現在進めている中国、そしてヨーロッパ、東南アジアでも同じように、今後私たちのサービスが受け入れられると感じており、急ピッチでグローバル展開を進めています。

私たちが最も注目しているのは、ＥＣやゲーム市場で利用されるパブリッククラウド市場ではなく、企業の情報系・業務系システムを運用するプライベートクラウド市場です。日本におけるプライベートクラウドの市場規模はパブリッククラウドの１０倍以上となり、大企業だけでなく、中堅から中小までと巨大なマーケットへと今なお拡大しています。世界でも、日本と同様のマーケットがあると想定すると、このプライベートクラウド市場に対するアプローチが不可欠となります。

IIJが日本のクラウド市場においてサービスの質、シェアにおいてもトップカンパニーである理由は、IIJの2,000名にもおよぶエンジニアの技術力によるものだと言えます。クラウドのマーケットを広げる上で、今までネックとなっていたことにセキュリティの問題がありましたが、IIJの高い技術力によりパブリッククラウドと企業のプライベートネットワークをセキュリティレベルを下げることなくシームレスに連携させることが可能になりました。これによりプライベートクラウドをベースに、必要な部分を安価なパブリッククラウドで提供するハイブリッドクラウドが可能になり、マーケットはさらに拡大しました。IIJの技術力なくしては、クラウドの進化自体もなかったと言えるでしょう。

私たちがアメリカの次に注目しているマーケットは中国で、現在急ピッチで事業化を進めています。ここ中国のビジネスシーンではクラウドに対する関心は高いとは言えず、そもそも認知度も高くありません。その理由としては私たちのサービスのように高品質で、安心できる形でサービスを提供する競合企業がないことが挙げられます。つまりマーケットがまだ立ち上がっていないのです。企業も自前でIT資産を保有するという、一昔前の日本における投資が現在においても行われている状況です。ただこれも時間の問題です。近いうちに、中国においてもＩＴ資産の陳腐化を心配することなく、コストダウンとビジネススピードを加速できるクラウドは注目されるでしょう。

私たちは当面クラウドについての理解が進んでいる日系企業や、クラウドサービス上でソフトウェアサービスを提供するSaaS事業社のインフラとしての導入を促進することで、クラウドサービスを拡大していく予定です。

そもそも、“クラウド”という概念がこれほど出てくる前から私たちIIJはクラウドを手掛けていました。IIJではネットワークを通じてITリソースをオンデマンドで提供するサービスを、他社に先駆け2000 年から提供。そのサービスを発展させ、新しいクラウドサービス｢IIJ GIO｣として提供してきました。まさに現在のクラウドサービスの原型というものです。

IIJがクラウドビジネスにおいてトップカンパニーである理由は、日本のインターネットを創ってきたその経験の蓄積と、2,000名にも及ぶ高い技術力をもったエンジニアの力を結集した技術力によるものです。クラウドサービスを提供するにあたって環境の構築だけでなく、運用面でも高い技術力が必要です。IIJではネットワーク、サーバー、ストレージ、運用のエンジニアがバランスよく在籍しており、他社の追随を許さない高品質なクラウドを提供できるのは彼らの存在によるものです。

インターネットの基本コンセプトが提示されてから４０年を経た現在でも、その全容を把握することが難しく、現在においてもインターネットのもつ可能性の一部が具体化されているにとどまっています。私たちが創出したクラウドもまだ発展途上のテクノロジーと言えるでしょう。私たちはクラウドのその先を目指しています。クラウドを含めた遍在する資源を扱えるコンピューティングアーキテクトをクラウドコンピューティングのさらに先のコンピューティング環境のあり方と捉え、その世界を実現するべく、新技術の開発とサービス創出を目指しています。

私たちはグローバルマーケットにおいても、この私たちの高い技術力によって、インターネットの可能性を追求していくという高い目標は変わりません。中国でも日本と同様にトップレベルのエンジニア集団が集まる会社を目指しています。その結果として日系企業だけなく、中国企業からも注目される、中国のクラウドビジネスを牽引する存在になりたいです。このような高い目標を実現することに魅力を感じられる人と一緒に、中国におけるクラウドビジネスを大きく育てていきたいと考えております。

IIJ Global Chinaは、まだ立ち上がったばかりの会社です。当面事業の安定化をはかり、来年以降ビジネスのスピードを加速させながら、スタッフも増やしていきます。現在は日本のIIJのサポートを受けて立上げフェーズになりますが、将来は日本のIIJとは緩やかな形で連携をとりつつ、中国法人では独立した形で運営することを考えています。

長い目で見ますと、私たちの売上の中心となるのはクラウドビジネスになりますが、私たちのビジネスドメインは２つあり、一つがSI事業、もう一つがクラウド事業になります。日系企業を中心に進出企業や事業拡大をお考えのお客さまのビジネスをITの観点でトータルにサポートするSI事業も私たちにとっては重要な事業です。この二つ事業を融合させていくことで、大きなビジネスに創り上げていきたいと考えています。

私たちがIIJ Global Chinaの仲間として求めている人物は、高い目標にもって、自発的にチャレンジしていける方です。自ら動いて、創っていきたいという方にとっては非常にやりがいがあります。実際のところ、立上げ時期の現在は大変なことも多いです。それでも、現在のスタートアップのメンバーは、それを楽しみながら、主体性をもって働いています。

他の会社では組織ができあがってしまって、実力を発揮できるポストが回ってこないこともあるでしょう。IIJ Global Chinaではまだ立ち上がったばっかりということもあり、現在のスタッフは将来中国法人をまとめ上げる中核メンバーとなって活躍できる可能性もあります。そういうチャンスがある職場でぜひ実力を試してみたい人にこそぜひご応募いただきたいです。