※営業チームミーティング風景
欧智卡信息系統商貿(上海)有限公司(オオツカ上海)は、東証1部上場企業の株式会社大塚商会の100% 出資子会社。上海に2拠点の他、蘇州、大連で事業展開しています。主な事業内容は、中国に進出する日系企業に対して、日本語・中国語・英語によるコンピューターハードウエアとその周辺機器、通信・事務機器、ソフトウエア及びこれらの関連製品の卸売、輸出入、コミッション代理(競売を除く)、技術指導、コンサルティング、アフターサービスの提供、その他関連付帯業務の提供です。
中国では、ソフトウェアの違法コピーやセキュリティ強化が大きな問題となっており、ソフトウェアライセンスの購入・管理や、情報セキュリティ強化のコンサルティングの需要は大きいそうです。そのため、マイクロソフトライセンスの正規代理店となり、日本国内と同様に、企業の適切なソフトウェア利用をサポートする傍ら、中国進出日系企業に対し、マイクロソフト製品を活用したソリューション等も提供しています。
同社は、2003年から中国本土の日系企業様へサポート事業を開始し、現在、お客様は約1200社にのぼっています。
【INDEX】
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総経理よりメッセージ
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営業(SI営業)とは
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スタッフインタビュー
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人材採用の方針
営業職、IT業界経験を活かして一緒に中国マーケットにチャレンジしませんか?

「大塚商会といえば、“アグレッシブな営業が基本”という印象をお持ちの方も多いのではないかと思います。
オオツカ上海ではアグレッシブさを基本としながらも、とてもチームワークも大切にしている社風があります。私達は中国の習慣にあわせて、個性を重視しながら中国人も日本人も一緒にチームワークを引き出すことに成功しました。」と岩宮総経理。
この言葉は求人募集のためにだけ言った言葉でもなさそうです。オフィスに足を踏み入れると、アグレッシブな空気と気さくな雰囲気が感じられました。
例えば、スタッフにインタビューをしてみると、中国人社員からも、「仕事は厳しいけど、今のメンバーとチームワークで達成していくのが楽しい」というコメントが。チームワークを重点に厳しさの中にやりがいを見つけて、長く働くスタッフも少なくないそう。
岩宮総経理によると、「試行錯誤した結果、“中国では厳しいルールだけで拘束して、社員のモチベーションを下げてしまうより、個々の生活状況や希望を聞きながら、柔軟にマネージメントする体制がベター”という結論に落ち着きました。」
中国では、スキルアップや収入アップのために、短期間で転職を繰り返すことが一般的です。特にオオツカ上海では、メーカー企業や外資系企業からの引き抜きオファーが多いそうです。それにもかかわらず、「今のチームで働きたい」と、長期で働く社員が少なくないそう。
そして、このスタイルは、いつのまにか中国人スタッフとの強い信頼関係を作る結果に。
大塚商会は台湾にも進出していますが、2008年上場をはたし、台湾法人は台湾法人として、独自の企業文化を形成、成長拡大を目指しています。中国各拠点の大塚商会も、ゆくゆくは「自分たちのチーム」から「自分たちの会社」へと成長していくことを願っているそうです。
■ 岩宮 宏 氏
欧智卡信息系統商貿(上海)有限公司 董事兼総経理
1988年株式会社大塚商会入社。
本社営業部などを経て05年欧智卡貿易(上海)有限公司総経理。
06年より現職。獨協大学経済学部卒。
オオツカ上海のSI営業とは

SI営業担当の夏さんに、お仕事内容についてお話を伺いました。夏さんは、日本の愛知文教大学を卒業後、大手メーカー系IT企業を経て、同社に入社。現在は、オオツカ上海蘇州支社でSI営業担当として活躍されています。
Q: 営業(SI営業)のお仕事内容を簡単に教えて下さい
中国に進出されている日系企業様に対し、情報システムでの様々な悩みやニーズなど、お客様の立場に立ったヒアリングをさせて頂き、最適なソリューションのご提案、付加価値あるサービスをご提供をすることです。
Q: 中国ならではの特性・環境はありますか
日本本社と中国拠点とのVPN接続やTV会議システムを使った通信といったニーズが多くございますが、ご存知の通り、中国ではインターネットのインフラが日本に比べてまだまだ発展しいません。また日中間の通信も特に難がありますので、そういった状況を考慮したご提案を行うことが大切ですね。
また、蘇州地域は工場が多いため、生産管理や在庫管理といった工場運営では欠かせないシステム及び、それらシステムに関連するデータ共有やネットワーク等、情報システムをトータルで任せたい、といったお客様が多くおられます。
Q: 営業(SI営業)するときに心がけていることは
”できるかぎりお客様の立場になって考え、型にはまらない”をモットーに、中国の環境にあった、最適なご提案を行うことです。
スタッフインタビュー
● 坪内のり子さん

中国に来るまでは、パティシエを目指して飲食店に勤務していた、という坪内さんは、東京工科大学メディア学部卒業という異色の経歴を持つ。
飲食店に就職してからは、連日始発電車で出勤、終発電車で帰宅、という日々。それが1年以上続き、ついに体を壊して入院する。退院後、再スタートを考えた時、大学生時代に経験した中国横断旅行を思い出した。
「中国縦断旅行では、神戸から出発して天津に入り、その後、北京→敦煌→拉薩→成都を旅した後、最後にたどり着いたのが上海。」初めての海外旅行でディープな中国を体験、旅行の最後に見た上海の迫力が印象深く、再スタートの地を上海に決めたそうです。
その後、上海大学に1年留学し、個人向けITサービスの会社を経て、オオツカ上海に入社、現在勤務3年目。今では営業部の一員として、約20社の顧客を抱えながら、新規顧客の開拓も担当しているそう。
「中国では正規のマイクロソフトライセンスを提供できる会社が少なく、コンプライアンスやセキュリティを重視する日系企業の需要を満たすことができていないのが現状です。提案のしがいがありますね。」と話す坪内さん。
そんな坪内さんの週末の楽しみは、最近飼い始めたポメラニアンと遊ぶこと。又、走ることが好き!という彼女は、上海国際マラソンでハーフを2時間5分で完走した実力の持ち主。毎年行われるこのマラソン大会には、今年で既に4回目の出場ということです。
「ところで、同社の日本本社勤務推薦制度は、やはり坪内さんにとっても目標ですか?」とお聞きしたところ、「日本では、弊社に限らず仕事が細分化され、1人1人の役割も、責任の範囲も小さくまとまってしまいがちです。でも、オオツカ上海では営業から受注、その後のケアまで、幅広く裁量をもたせてもらえるので、とてもやりがいがあります。しばらく上海でがんばってみたいですね。」とのことでした。
● 侯思道さん

侯さんは、高校に日本語の授業があったことがきっかけで日本に興味を持ち、その後2000年9月に日本に渡航、日本語学校で日本語を学ぶ。東洋大学に在学中、パソコンショップで有名なソフマップでのアルバイトを経て、パソコン・IT製品への知識とサービススキルを磨く。上海に戻り、自分にとって初めてのサラリーマン生活をオオツカ上海からスタート。
侯さんによると、
「私がオオツカ上海に入社した頃は、まだ社員が20人くらいしかいなくて・・・今日、蘇州や大連に支店を持つに至るまでの成長過程を、会社の一員としてずっと見てきました。その経験は私にとってとても大切なものです。」
「蘇州支店は当初、私を含め、たった二人の社員でマンションの1室からスタートしました。今では支店として立派に成長し、実績を上げています。感無量です。」
その後、2008年に結婚が決まった時、自分の両親を上海に残して蘇州で働いていることで、親孝行が出来ない悩みを岩宮総経理に相談したところ、「それなら上海で働けばいい」というお返事があったそうです。「柔軟な総経理の対応にとても感謝しています。」と侯さんは言います。
● 豊嶋めぐみさん

豊嶋さんは現在、日本の大塚商会のマーケティング本部に勤務していますが、2007年8月まではオオツカ上海に勤務していました。上海に来るまでの豊嶋さんは、名古屋市内の大学を卒業し、CAD/CAMメーカーで営業アシスタント・インストラクターとして4年間勤務の後、総合商社の航空機部門で営業事務をしていました。
学生時代から、中国の歴史小説が好きで『史記』、『三国志』、『孫子の兵法』などを読んでいた今流行の歴女(れきじょ)。それが、いつしか中国語の原文を読んでみたいと思うようになり、中国語を勉強し、上海に3ヶ月間の語学留学をしたのが、中国への渡航のきっかけとなったそうです。
その上海での留学中に、CAD/CAMメーカー勤務時代の伝手で、オオツカ上海の方と知り合うことに。ちょうど日本人営業スタッフを探しているという話があり、3ヶ月の語学留学後、そのまま上海で働くことになりました。「勉強した中国語をもっと仕事や生活に使いたい」と思ったのだそうです。
豊嶋さんによると
「入社した当時のオオツカ上海は、まだ小さく15人くらいの会社でした。
私は、営業スタッフとして、上海のほか近郊の蘇州・杭州などの企業を訪問させて頂くことも多かったのですが、当時は新幹線も走っていませんでしたので、移動も大変でした。
帰りの列車では、荷物をたくさん持った行商さんなどに押されながら、
なんとか帰ってくる日々もありました。
「ある日、営業先の企業と受注を交わす当日に、大雨が降ったのですが、 その会社に行くのにどうしても通らないといけないトンネル内の道が冠水してしまい、車を降りて、川のようになったトンネルを膝まで水に浸かりながら渡り、気合いでお客様のところにたどり着いたこともあります。」
そんな豊嶋さんは、上海渡航前から交際していた現在の旦那様と遠距離恋愛を経て結婚することになり、2007年8月結婚のため退職し、日本に帰国することに。しかし、そのとき、岩宮総経理と本社側の取り計らいで大塚商会の日本本社で働くことになったそう。いわば、オオツカ上海での日本勤務推薦制度ができるきっかけともいえますね。
最後に、豊嶋さんにとって中国での経験は、どのようなものでしたか?とお聞きすると 「”日本の常識は、世界の常識ではない”とよく言われますが、中国では良いことも悪いことも、日本国内では経験が出来ないことが毎日起こり、刺激的で貴重な体験となりました。また、中国人とのコミュニケーションの中で、一度信頼関係が出来ると非常に絆が深くなること、意見や考えをぶつけ衝突しながらも、お互いを尊重しまっすぐ向き合うことが大切だと感じました。日本に戻った今でもとても良い思い出であるとともに、現在の人間関係づくりにも役立っています。」
会社について、待遇についてご質問受け付けています。
以下のフォームからお問い合わせください。

日本本社勤務推薦制度 と オオツカ上海の人材採用の方針を
岩宮総経理にお聞きしました
Q1:日本本社勤務推薦制度とは何でしょうか?
オオツカ上海で3年以上勤務かつ実績を残された方が日本に帰国される際、同社の日本本社である大塚商会の正社員に推薦する制度です。
自分の意思で上海に来て働いている方は、相当な覚悟を持って来ているはずです。その上でなお、その方が“帰りたい、辞めたい”と言った時には私は止めません。
しかし、せっかく中国で、オオツカ上海で、頑張ったことが、帰国後、何かのプラスになってほしいという思いがありました。そんなわけで、オオツカ上海で3年間勤務された方が帰国される際には、日本勤務推薦をさせて頂くことにしました。
実際、この制度で、日本勤務を開始している方もいます。
Q2:マイクロソフト ソフトウェア研修とは
今まで、営業経験やIT業界経験がある方でも、弊社のメインソリューションの1つである、マイクロソフト製品の知識がそれほど詳しくない方も多いと思います。そこで、弊社では、1ヶ月間は研修期間を設け、知識を身につけて頂きますので、マイクロソフト ソフトウェアの営業未経験の方にもご応募頂けましたらと思います。
Q3:オオツカ上海の事業計画と採用方針を教えて下さい
今後は中国国内南北進出を計画しており、まずは北京・広州への出店を予定しています。
また、顧客満足を重視し、今年サポートデスクを開設しました。
そして、他社にはない顧客満足を追求しながら、まずは中国に進出する日系企業各社さまへのサポート地域の拡大を目指します。そのため、幹部の育成が現在の大きな課題で、今回は、幹部候補の募集もしています。
また、基本的には「現在この会社にいない人材」を積極的に採用していきたいと思っています。
しかし、外せないのは
「自分に対して積極的な方」です。
ご自身が、「何かにチャレンジしたい!」と強い希望を持っている、
そんな方のご応募をお待ちしています。

写真左:今年、社員旅行で海南島に行ったときの集合写真
写真右:オオツカ上海の浦東オフィスが入居するのが写真の中の左側のビル、上海金融センター
ありがとうございました。
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募集ポジション |
①SI営業(新規)
②SI営業(ルートセールス ※女性)
③幹部候補者
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雇用形態 |
正社員
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仕事の内容 |
①営業(SI営業・新規開拓)
②営業(SI営業・ルートセールス ※女性)
ITに関するソリューション提案販売。また、既存顧客企業に対して、定期的コミュニケーションをしてCS満足度向上を目指して頂きます。
③幹部候補者
SI営業を中心とするスタッフ管理及び、
支店の立ち上げや管理、将来的な副総経理候補者。
(IT関連経験5年以上、MGR経験あり)
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応募資格 |
中国人:
・日本での仕事経験が2年以上ある方
・短大、大卒以上
・日本語ビジネスレベル
日本人:
・営業職経験もしくはIT業界経験が3年以上ある方歓迎
・中国語会話レベル
歓迎するネイティブ言語 = 日本語,中国語 求人の注目情報 = 本社上場企業 勤務開始日 = 随時
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勤務地 |
上海(浦東もしくは虹橋)、蘇州、大連
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