はじめての中国・アジア転職コラム
第19回:2025年版中国のカレンダー。祝日・休日事情を解説!
海外就職ノウハウ 2024-11-18
中国では土日に振替出勤日がある!
中国の祝日は7つあり、それぞれ、元旦(1日)、春節(3日)、清明節(1日)、労働節(1日)、端午節(1日)、中秋節(1日)、国慶節(3日)と呼ばれています。中国の連休でひとつ注意すべきなのが、振替出勤日があることです。7つの祝日に前後にある土日を繋げて、3連休や大型連休が作られるため、祝日につなげた土日の分を振替出勤しなければいけません。また、中国の祝日は旧暦にちなんだものも多く、毎年のスケジュールが変化します。年末になると中国国務院が翌年のスケジュールを発表します。2025年の中国の連休は以下の通りです。
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元旦
2025年1月1日(水)【1日のみ休み】
振替出勤日:なし
春節
1月28日(火)~2月4日(火)【8連休】
振替出勤日:1月26日(日)、2月8日(土)
清明節
4月4日(金)~4月6日(日)【3連休】
振替出勤日:なし
労働節
5月1日(水)~5月5日(日)【5連休】
振替出勤日:4月27日(日)
端午節
5月31日(日)~6月2日(月)【3連休】
振替出勤日:なし
国慶節+中秋節
10月1日(水)~10月8日(火)【8連休】
振替出勤日:9月28日(日)、10月11日(土)
※国慶節:10月1日(水)
※中秋節:10月6日(月)
このほか、3月8日が「国際女性デー」として女性が半日休みになっていたり、5月4日は「青年節」として14歳以上28歳以下が半休になるなど、企業によって特定の人向けの休日を設定しているケースもあります。
爆竹を鳴らしたり、月餅やちまきを食べる独自の風習
中国の祝日の由来についてもそれぞれチェックしてみましょう。「春節」 とは、旧暦の正月のこと。中国では新暦の1月1日よりも春節のほうが重要な節目とされています。この日の深夜0時には、地方だと爆竹や花火を打ち上げたり(上海などでは禁止)、地域によって餅や餃子、魚などを食べたりする習わしがあります。
「清明節」 は、毎年4月5日の頃にあります。日本でいうお盆のような日で、多くの人がこの日に墓参りを行います。ちなみに清明節は沖縄にも伝わり、「シーミーの日」として中国同様の風習が根付いています。
「労働節」 は、毎年5月1日に行われる労働者の祭典です。アメリカ・シカゴの労働者のゼネラルストライキに由来し、世界各国ではメーデー(MAY DAY)と呼ばれています。その祭典が中国にも導入されたのです。
「端午節」 は旧暦の5月5日にあたる祝日です。楚の時代の詩人「屈原」が入水自殺した日が由来で、現在はこの日にちまきを食べます。この端午節は日本にも伝わっていますが、日本では新暦の5月5日に「こどもの日」として祝うようになりました。
「中秋節」 は旧暦の8月15日にあたります。日本では祝日ではないものの、「中秋の名月の日」として親しまれていますよね。中国では月見はもちろん、「月餅(げっぺい)」という焼き菓子を食べるのが特徴です。
「国慶節」 は、10月1日にある中華人民共和国の建国記念日です。中国2大連休のひとつで、国の繁栄を祝う日となっています。
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