ベトナム生活情報
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■2017/11/13
ベトナム生活情報
ベトナム生活情報
みなさん、こんにちは。カモメ編集室のTです!
今回は今年からよく出張に来ているベトナムの情報を少しお届けいたします。
ベトナム転職を目指す方々にとっての少しでも参考になればと思います。
まずは、意外とベトナムがどこにあるかを知らない人が多いらしい場所から。(Google Map参照)
ベトナムはここです。北に首都であり政治の中心のハノイ、南に経済都市ホーチミンがあります。南北に長く約1700㎞あります。
地図の右上がカモメ編集室のある上海。飛行機で南部のホーチミンまで約4時間半かかります。
ハノイとホーチミンは飛行機で約2時間です。
人口は現在約9,300万人。在留日本人は約17,000人です。(外務省調べ)
ただし、これは現地の領事館へ届け出ている人の数ですので、実際には2倍はいるとも
言われています。
では、今回は南の経済都市ホーチミンの生活情報を少しご提供します。
とはいっても私は毎月出張に来ているとはいえ、住んでいるわけでないので、
ベトナムのグループ会社の日本人から聞いた情報も含めお伝えします。
【給与について】
ベトナムでの日本人現地採用者の給与相場は、概ね30,000,000ドン~100,000,000ドンと言われています。桁数がやたら多いですね(笑) そうベトナム通貨はドン(VND)といって単位が非常に大きいのです。ちなみにこれが紙幣です。ベトナムには硬貨はなく、全ての紙幣に革命家のホーチミンが描かれています。(10万ドン紙幣がたまたま手元になくそれだけ抜けています。申し訳ありません。)
ベトナム通貨のままだとわかりづらいので、日本円に直すと、給与相場は概ね15万円~50万円程度です。(当然職種、年齢、ポジションによって異なります。)
この給与で現地で生活をすることになります。
【住宅について】
生活するには当然住む家が必要ですよね。ホーチミンでの住宅は主に、①シェアハウス、②アパート(サービスアパート)に分かれます。まず、シェアハウスは安く住むには最適で、リビング、キッチンなどは共有で各々のプライベートルームがあり数人で生活するスタイルとなります。
場所にもよりますが、大体月20,000円~30,000円くらいで借りることができます。
1人で住むには寂しいと思う方や、多国籍の人と一緒に生活したいといった方にはオススメです。
次にアパートですが、こちらは単身のもしくはご家族連れで来られる人が多く住む場所です。家賃相場は、ピンキリですが、安いところですとホーチミンの中心部でも月40,000円~50,000円程度で借りることができます。日本と同じく家賃の他に、光熱費、インターネット代などがかかりますが、基本的には家具、電化製品は備え付けですので、すぐに生活を始めることができます。家賃が高いサービスアパートですと、アパート内にプールやスポーツジムなどが付いているタイプも多いです。
なお、ベトナムの場合、通常部屋を借りる際にはデポジットとして3ヶ月分程度の家賃を前もって一括払いする必要があるようです。加えて日系の不動産仲介会社を利用した場合は、仲介手数料として家賃1ヵ月分がかかる場合が多いようですので、最初の渡航の際には少し多めにお金を持ってきた方がよさそうです。
【移動手段(交通費)について】
ベトナムでは2017年11月現在、日本のような鉄道、地下鉄はホーチミンでも存在しません。現在急ピッチで建設中ですが、早くても2020年ぐらいに開通するようです。ですので、日本人含め、現地で暮らす外国人の方の移動手段は、①タクシー、②バイクタクシー、③路線バスになります。
タクシーは、初乗り12万ドン(約60円)くらいから利用できます。
ホーチミン市内であれば至る所でタクシーを捕まえることができますし、
大手タクシー会社では、アプリで配車することも可能です。
ただし、ベトナムのタクシードライバーは英語を話せる人が少なく、道をあまり知らない人も多いです。また慣れない人(観光客)などだとわかると、あからさまにぼったくりをするドライバーもいますので注意が必要です。
バイクタクシーは、タクシーよりも手軽に利用でき、バイク社会のベトナムではむしろタクシーよりも庶民の足として利用されています。
もちろん、メーターは付いてないので、乗る際に料金の交渉をしなくてはなりません。
料金はタクシーの1/2~1/3程度です。
最後に路線バスですが、これは非常に安く3,000~6,000ドン(約15円~30円)で利用できるのですが、路線図が非常に複雑なため、ベトナム初心者には向かないようです。
私もまだ乗ったことはありません。。 時間に余裕があるときなどは試してみてもいいかもしれませんね。
【通信費について】
生活する上では当然携帯電話も欠かせませんね。ベトナムでも当然スマホを含む携帯電話も広く普及しており、その普及率は何と100%をゆうに超えています。ベトナムはTVが日本ほど一般家庭に普及していないため、インターネットが主に人々の情報源になっているそうです。
スマホメーカーもアップル、サムスンはもちろん、ファーウェイ、オッポーなどの中国メーカーも店頭でよく見かけます。
ベトナムの通信会社も日本と同じく大手3社で寡占状態です。(Viettel Mobile、MobiFone、VinaPhone)他には下記写真のようなVietnamMobileなどもあります。
通信費は日本と比べると1/5程度でしょうか。SIMカードを購入してプリペイド式に課金していくのですが、1,000円程度あれば1ヵ月間普通に過ごせてしまいます。(余程通話や動画を見たりしない限りは。)
【食事について】
普段の食事ですが、ベトナムローカルのものを食べると非常に安く生活ができます。ベトナムは写真のようなフォーをはじめとした麺料理やバインミーなどが有名ですが、
これらは大体1食100円~250円程度で食べることができます。
カフェでのコーヒーも1杯150円程度~、ミネラルウォーターは25円程度。
消費量が世界第9位のビールも約60円~、と非常に安いです。
もちろんたまには日本食も食べたい、となるのが日本人ですよね!
ベトナム、特にホーチミンの日本食レベルは高く、日本と同等もしくは少し安いくらいの金額で食べられます。
ラーメンは1杯500円程度~、日本式居酒屋で飲むと1人2,000円程度~、ランチの定食なども500円程度~あります。
写真の坦々麺はホーチミン中心街の日系ラーメン屋で約750円です。
もちろん屋台やローカルレストランに比べればはるかに割高ですが、
海外で日本クオリティのものが食べられると思えば非常にリーズナブルだと思います。
いかがでしょうか。
ベトナムも毎年成長している国ですので、物価も数年前に比べればかなり上がってきてはいますが、日本と比べれば1/2~1/3くらいの水準です。
当然日本よりも給与水準は低くなってしまいますが、月に数万円~10万円程度の貯金をしながら生活することは十分に可能といえます。
しかもベトナムの銀行での定期預金の金利は2017年現在、1年定期でも6~8%くらいの金利です。日本では良くても0.1%の金利ですからこれは凄まじい額ですね。
もし長くベトナムで働きたいという方は、預金しておくだけでも気づいた時には資産がかなり増えているなんてこともあるかもしれませんね。
まだまだシンガポールやマレーシア、タイと比べると発展途上の国ベトナムですが、
ASEANの中で今最も注目を集める国と言っても過言ではありませんので、
是非ご転職の選択肢の一つに入れていただくのも良いかと思います!
2017/11/13