タクシーをつかまえろ!
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■2015/10/08
タクシーをつかまえろ!
こんにちは。老カモメです。
はじめて上海に留学で訪れたのは2003年。
12年前は、通りに出て手を上げた瞬間に
ドライバー同士が先を争い乗客を奪い合うホスピタリティー溢れる社会だったものですが
今や乗車拒否アリのドライバー優位売り手市場になってしまいました。
その変化を引き起こした原因の一つがこれ。
[滴滴打车]
スマホで近くのタクシーを呼べる、というアプリです。
この中国語以外未対応(対応するつもりも全然なさそうな)アプリの登場により
元々のドライバー売り手市場にさらに拍車がかかり
ドライバーが乗客を選り好みして乗車予約を受けるようになった結果。。
道を走るタクシーが予約だらけになり、多くのタクシー難民(普通に手を上げる外国人等が多い)では
なかなか止まってくれなくなりました。
(中には、行き先を聞いて近場だと「予約受けてるからやっぱ下りて。」などという見え透いた嘘で乗車拒否する輩まで現れる世知辛い状況に。。)
こんな乗車方法が標準となってしまったタクシー取り合い社会において、
術を知らないか弱い外国人(主に日本人)が素手でタクシーを止めようなど無謀というもの。。
老カモメは一念発起、余った月餅と引き換えに
使い方を教わったのでご紹介します。
①アプリを立ち上げて行き先を入力。
②ボタンを押して呼叫出租车を押下すると
付近のタクシーにオファーとして通知されます。
③目的地を見て、
オファーに応じたドライバーが返事を返してきます。
中には、乗車地点まで迎えに行く料金も払うならOKとかいう交渉をしてくる
タクシードライバーもいて、それはYES、NOで返事を選べます。
また、複数のドライバーが同時に反応した場合
自動的に一人に絞り込まれます。
④その後、選出されたドライバーからメッセージや電話が掛かってきて
ドライバー「你是在哪个位置?(今どこ?)」
乗客「●×路△■路。我在△■路上。(●×路と△■路の交差点。△■路沿いにいるよ。)」
主要な会話はそのくらいで、あとはハオハオ言いながら
分かり易く交差点に立ってればタクシーがやってきます。
(もちろん会話に自信が無ければ、アプリでメッセージ送信できます。)
ちなみに、この段階になってからの複雑な交渉や乗車拒否はあまりありません。
アプリ上で呼び出したタクシーが近付いてくるのも確認できるので、まず間違うことも有りませんね。
お~来てますね?乗車時に本人か確認するために行き先を聞いてきます。
あとは完成を押してドライバーの評価を付けて終わりです。
これだけかって?
そう、これだけです!
小学生の子供でも分かります!!
中国語ビミョー外国人でもまだまだやれます!?
これであなたもタクシー争奪には負けません!??