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中国のスマート家電



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2018/04/16

中国のスマート家電


こんにちわ。カモメ編集室のIです。
上海は急激に暖かくなってきて、暮らしやすい季節になりました。少し前に日本のニュースで、桜を楽しむ海外からの訪日客のニュースがありましたが、 同じ時期に上海のオフィス近くの公園でも桜を見ることができました。なんとなくほっとする光景でした。



中国でも少しずつ桜が増えているそうです。


さて、今回はIT技術が進んでいる中国のスマート家電を紹介したいと思います。
スマート家電とは、ネットワークにつながる家電製品のことで、スマートフォンと連携してデータ管理を行ったり、 家電製品の遠隔操作を行うことができる家電製品のことです。

電気ポット

まず最初は、電気ポットです。



普通の電気ポットと違うのは、スマートフォンにつながるという点です。 どんなことができるかというと、スマートフォンで設定した温度まで加熱できます。 コーヒーや日本茶は80度ぐらいが適温と言われていて、高すぎると渋みが出ると言われています。 私自身微妙な味の違いがわかるというわけではないのですが、前から温度調節ができる ポットがほしいと思ってたところでした。 スマートフォンのアプリにはリアルタイムでポットの水温が表示されるので 温度が上がっていく状況をスマートフォンで確認することができます。


※スマートフォンの画面では、温度が上がるにつれて気泡が上がっていきます。芸が細かい。

水量まで加味していないようなので、設定温度を通り越してしまいました。 まだまだ改善の余地はありそうですが、なかなか便利です。

体重計・体脂肪計

こちらもスマートフォンにつながります。



接続の設定を行って、体重計に乗るとスマートフォンにも体重が表示されます。



また、日々の体重の増減も記録されます。 簡易的な診断もしてくれ、スコアも表示されます

あえて水の入ったボトルを持って体重計にのってみました。 スコアが落ち、体脂肪がやや高い、水分量不足などの結果が表示されました。



歩行距離などを設定して目標管理もできるようです。 その他のデバイスと連携することで 健康管理を行うことができます。

室内灯

続いては、室内灯です。



スマートフォンからON・OFFができます。 この室内灯では、明るさの調整と自由に色を選択することができます。






さすがにここまでの色は不要ですが、遊び心があります。:)

色々説明を読んでいると、30分後に消灯といったスリープ機能はもちろん、 スマートウォッチ(脈拍などを測れる腕時計)とつなぐと、眠りについたときに電灯が消灯するといった連携機能もあるようです。

ここまで紹介した電気ポットと体重計はBluetoothでの接続でした。 こちらは、LANにつながります。そのため外出先からもら電気のON・OFFが可能です。(具体的な用途は思い浮かびませんが…。)



この画面はスマートフォンのスマート家電のコントロール画面なのですが、こちらのマイクから 「打开, 床头灯。(明かりをつけて)」見事明るくなりました。私の勉強中の中国語も理解してくれました。ただし、何度も試しましたが…。

コンセント







どのくらいの電気使用量かがわかります。 また、ネットワーク上から電気のON・OFFが行えます。 とはいっても、最近の家電製品は通電したらそのまま動作するものは少ないですが…(家電製品のスイッチをONにする必要がある。)

ここで紹介したもの以外にも、赤外線を発行するコントローラがあります。 例えばエアコンやTVなどの家電製品は赤外線のリモコンで操作することが多いですが、 赤外線の操作コードを覚えさせて、赤外線コントローラから一括して操作することができます。 その赤外線コントローラをネットワークにつなぐことで、 外出先から様々な家電製品のコントロールが可能になります。 例えば、ペットを飼ってる場合に部屋の温度を一定の範囲にしたい場合には有効かもしれません。

一つ一つの機能だけを見た場合、ネットワークにつながっても意味がないと思われるかもしれません。 しかし、スマート家電を組み合わせることで、たくさんの可能性が生まれてきます。

例えばこんなことが、想定されます。
・窓を開閉後、空気の状況を確認して空気清浄機を起動
・気温を見て、エアコンや扇風機を起動
・スマートフォンで部屋のカギを解除
・人の動きを感知して、明かりをつける
・様々なスマート家電を組み合わせて、電気料金が最小になる制御など…。


※写真左:上海の気温をみて、コンセントのON・OFFを行います。(例えば扇風機を起動。)、写真右:シューズや鉢植えも接続できます。

驚いたことに鉢植えもありました。土の中の水分量が減ったらお知らせしてくれるようです。

ここで紹介したもの以外にも、 移動距離などを管理できるインテリジェンスチップを内臓できるシューズも使ってみたかったのですが、 私に合うサイズが欠品で購入できず。近いうちに購入して試してみたいと思います。

少し前から、あらゆる家電製品がネットワークにつながるという状況が始まっています。 こういったインターネットと接続した製品は、 日本にもないわけではありませんが、中国のほうが進んでいるという印象です。 ネットワークにつながったから何だという話もあるかもしれませんが、 このようなところから考えもつかない新しいサービスが生まれる可能性があります。

とにかく調べれば調べるほど、色々な種類のスマート家電を発見でき、 そのほかのソフトウェアとの連携も幅広く、 なかなか1回のカモメ通信でまとめることができません。

次回以降のどこかで、続きを紹介できればと思います。

それでは。

2018/04/16



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